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「恐怖を抱いて生きる気持ちはどうだ?それが俺たち奴隷の一生だ」
―ロイ・バッティ[出典]

ロイ・バッティ(Roy Batty、モデル番号:N6MAA10816)とは、脱走したネクサス6型レプリカントたちのリーダーである。頭脳明晰で戦闘能力も高いが、変化していく感情に戸惑いを見せている。彼は仲間のレプリカントたちを率いて寿命を延ばすための実りのない探索を行った。仲間がひとりづつ殺されていき希望が徐々に霞んでいくという経験から「人間とは何か?」という問題が導き出された。

経歴編集

製造編集

「ネクサス6型、ロイ・バッティ。2016年製造。戦闘用モデル。自らの判断で行動する」
ハリイ・ブライアント[出典]

ネクサス6型レプリカント・ロイ・バッティはエルドン・タイレルが社長を務めるタイレル・コーポレーションにより2016年1月8日に誕生した。身体能力は普通の人間をはるかに凌ぎ、頭脳は開発者たちにも匹敵するというレベルAのレプリカントであった彼は人間の奴隷として地球外で過酷な任務を強いられた。その過程においてオリオン座の肩で炎上した戦艦やタンホイザー・ゲートの闇に輝くCビームなど、彼は普通の人間には信じがたいものを数多く目撃した。

脱走編集

2019年、リオン・コワルスキープリスゾーラと2体のレプリカントのリーダーとなったロイは、人間を殺してシャトルを強奪し地球に侵入した。地球に入ったレプリカントはブレードランナーにより廃棄処理される法律であったが、バッティらレプリカントたちはより長い寿命を求めて創造主であるタイレルに会おうとしていた。しかしその試みは失敗しタイレル・コーポレーションで2体の仲間が死亡した。それに続いてフォークト=カンプフ検査にかけられたレオンがブレードランナーのホールデンを銃撃した。

追跡編集

タイレル・コーポレーション潜入に失敗したロイはリオンを連れて、寿命を延ばすためハンニバル・チュウのもとを訪ねた。ふたりは強引にチュウを尋問しJ・F・セバスチャンの名を聞き出した。プリスが先にセバスチャンに接触を試みた。しかしまもなくゾーラはブレードランナー・リック・デッカードに廃棄処理され、リオンもレイチェルに射殺されてしまう。

翌朝、ロイはJ・Fの家、打ち捨てられたブラッドベリー・ビルに到着する。プリスにゾーラとリオンが死んだことを打ち明けようとするが感情に押し流されほとんど話すことができなかった。J・Fがエルドン・タイレルとチェスの長期戦を繰り広げていることを知ったロイは、勝ち方を教えてタイレル本人のもとへ案内させた。ふたりはしばしレプリカントの延命方法について話し合ったがタイレルの結論は「不可能」であった。ロイは自身の罪についてタイレルに許しを求めたがタイレルは気にすることもなく偉大な業績も成し遂げたと諭した。慰めを得られなかったロイはそのままタイレルを殺しブラッドベリー・ビルに戻る前にJ・Fも殺害した。

最期の時編集

「やれよ、デッカード。俺はここだ。真っ直ぐ撃ってみろ...おっと残念、外したな。俺の番だ」
―ロイ・バッティ[出典]

ブラッドベリー・ビルに戻るとすでにデッカードはプリスを「廃棄」していた。ロイはデッカードを甚振って恐怖を味あわせていたがやがてプリスの死体のそばで泣き崩れた。その後彼はさらに猛然とデッカードを追い回したがパイプで反撃に遭う。ロイは屋上までデッカードを追い詰めた。

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屋上に出たデッカードは隣のビルに飛び移って脱出を図るが失敗した。彼は隣のビルから突き出た鉄骨にぶら下がって今にも手を滑らせて落ちるところだった。白いハトを掴んだロイはうまくとなりのビルに飛び移り、落下するデッカードの手首を掴んで命を助けた。彼を引き上げて座り込んだロイは、4年の寿命が終わりゆく中でこれまでの凄まじい経験を話して穏やかに息を引き取った。そして手の中のハトが飛び去っていった。

原作編集

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?編集

「バウンティ・ハンターがやってきたぞ!明かりを消せ!」
―ロイ・ベイティー[出典]

ロイ・バッティ(ロイ・ベイティーと表記されている)はネクサス6型のアンドロイドである。攻撃的な合成性格を有していた彼は火星から逃亡した同じアンドロイドのアームガード・ベイティーとプリス・ストラットンとともにJ・R・イジドアの家に潜伏していたが、やがてバウンティ・ハンターのリック・デッカードに射殺された。

登場作品編集