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「レプリカントも他の機械も有益か有害かだ。有益なら俺の出る幕はない」
―リック・デッカード[出典]

リック・デッカード(Rick Deckard)とは、ロサンゼルス市警のブレードランナーである。

経歴編集

リック・デッカードはレプリカント(遺伝学的に製造されたヒューマノイド)を追跡して「廃棄処理」するために雇われたロサンゼルス市警の特殊メンバー、ブレードランナーである。地球では違法とされているため、この惑星に忍び込んだレプリカントを「廃棄」するのがブレードランナーの仕事だった。

2019年11月編集

2019年11月、6人のレプリカントがシャトルを奪って地球に侵入する。2名が死亡した後、ブレードランナーのホールデンリオン・コワルスキーに銃撃されたため退職していたデッカードが後任に選ばれた。ガフにより警察署に連行されたデッカードは、乗り気ではなかったが、ハリイ・ブライアント警部による厳命によりしぶしぶ引き受けることとなった。

デッカードはレプリカントの製造元であるタイレル・コーポレーションを訪問しエルドン・タイレル社長と面会した。タイレルは秘書レイチェルにレプリカントを見分けるためのフォークト=カンプフ検査を実施して欲しいと頼んだ。デッカードは検査でレイチェルがレプリカントであるということを見破ったが通常20~30の質問で分かるところを彼女には100問以上費やした。

リオン・コワルスキーが滞在していたホテルを訪れたデッカードは浴槽で何かの鱗と大量の写真を発見した。帰宅した彼を待ち受けていたのはレイチェルであった。デッカードが彼女の持つ記憶はすべてタイレルの姪から移植されたものであると指摘すると動揺したレイチェルは写真を置いて部屋を立ち去った。それは少女時代のタイレルの姪とその母親の写真であった。その後、ピアノの前で微睡んでいたデッカードは森を駆け抜けるユニコーンの幻を見る。

ホテルで見つけた写真を分析し、人口蛇の鱗の製造者がアブドゥル・ベン=ハッサンであると突き止めたデッカードは彼から取引相手であるタフィー・ルイスの情報を聞き出した。ルイスの店で本人から情報が得られなかったデッカードはレイチェルに映話をかけて誘うが断られてしまう。やがてルイスの店で蛇を使ったパフォーマンスが開始される。ショーが終わると彼はアメリカ連邦アーティスト組合職員を騙って踊り子のひとりサロメに声をかけた。彼女の正体はネクサス6型のゾーラであり話を進めるうちに疑いを持ってデッカードを殺そうと試みた。そこへ他の人間が現れるとゾーラは夜の雑踏の中へ飛び出していく。追跡したデッカードは逃げ惑う彼女を後ろから銃撃しついに廃棄処理に成功した。彼はリオンが見ていることに気がつかなかった。

酒を買っていたデッカードはガフに呼ばれブライアントと対面した。彼は逃げ出したレイチェルも殺すように命じるとガフと共に飛び去った。人ごみの中にレイチェルの姿を見たデッカードは彼女を追うが途中でリオンに捉えられた。リオンはネクサス6型には4年の寿命しかないことを聞き出すと止めを刺そうとするがデッカードの落とした銃でレイチェルに撃たれて絶命した。

レイチェルを連れて家に帰ったデッカードは酒を飲んで顔を洗った。レイチェルが逃げても自分は追わないが誰かが必ず追うと彼女に話した。ひとり眠りに就いたデッカードはレイチェルが弾くピアノの音色で目を覚ました。部屋を去ろうとするレイチェルを引き止めたデッカードは彼女にキスし一夜をともに過ごした。

タイレル・コーポレーションのエルドン・タイレルと社員のJ・F・セバスチャンが殺害されるとデッカードはセバスチャンのアパートメントに向かう。アパートメントに到着しセバスチャンの部屋に入ったデッカードはプリスの襲撃を受け、間一髪のところで反撃して廃棄した。彼女を死後まもなく、レプリカントたちのリーダー格であるロイ・バッティが現れた。ロイはプリスの死を見て悲しみ死体にくちづけする。バッティを狙った銃弾が外れ、デッカードは右手の指を折られてしまった。銃を落としたデッカードは獣のように迫り来るバッティから必死で逃げ周り屋上にたどり着く。隣のビルに飛び移ろうとした彼は失敗し鉄骨にぶら下がった。バッティはうまくビルに飛び移り今にも落下しそうなデッカードを見下ろして「奴隷の生涯は恐怖の連続だ」と話した。デッカードは最後の抵抗に唾を吐きかけ落下したがその手をバッティが掴んで引き上げる。ロイ・バッティは人間にはできないような凄まじい経験の思い出を話しそのまま息を引き取った。

デッカードはしばらくそのままロイの死体を見ていたがガフに声をかけられ我に返る。ガフは任務を果たした彼を賞賛し銃を返すとレイチェルの寿命は短いと言い残して立ち去った。自身の住居に戻ったデッカードはレイチェルが生きていることを確認し愛を確かめると一緒に逃げることにした。エレベーターに乗り込む際、デッカードは床にガフがよく折っていた折り紙が落ちているのに気がついた。それはユニコーンの形をしていた。デッカードはそれを握りつぶすとレイチェルとともに旅立った。

2049年編集

「お前は捜査官だろ。俺も昔は優秀だった」
Kに対してリック・デッカード[出典]

4人のレプリカントの死闘から30年間、リック・デッカードは行方をくらましていた。そして2049年、ロサンゼルス市警の新しいブレードランナー・Kがデッカードの捜索に現れる。デッカードは彼に30年前と同じ銃を向けた。

小説編集

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?編集

「アンドロイドも夢を見るのだろうか」
―リック・デッカード[出典]

1992年、火星から逃亡してきた8人のアンドロイドの捜査中、腕利きのバウンティ・ハンター・デイヴ・ホールデンが負傷した。サンフランシスコのアパートメントで妻のイーランとともに電気羊を飼いながら暮らしていたリック・デッカードはアンドロイドを殺した賞金で本物の羊を手に入れることを夢見ていた。彼は上司のハリイ・ブライアントに呼び出され、ホールデンの後釜に任命される。

ブレードランナー2 レプリカントの墓標編集

デッカードは町外れの小屋に身を潜めていた。タイレル・コーポレーションからレプリカントのレイチェルを盗んだデッカードは彼女をコンテナに入れていた。このコンテナはレプリカントの加齢を遅らせるため、移動中に4年の寿命を迎える恐れがなく、彼は時折彼女をここから出していた。

やがてデッカードはエルドン・タイレルの姪でタイレル・コーポレーションの相続人、レイチェルのモデルとなったサラ・タイレルと名乗る、レイチェルに瓜二つの女性と接触する。彼女はデッカードに6人目のレプリカントを処理するよう依頼した。

ブレードランナー3 レプリカントの夜編集

デッカードとサラ・タイレル(デッカードはレプリカントのレイチェルだと思い込んでいた)ははるか彼方の地球外植民地惑星に旅立った。デッカードはまた、彼のブレードランナーとしての経験を映画化しようとする映画会社のコンサルタントを担当していた。彼はレプリカントのキャラクター・リオンを本物のレプリカントが演じ、カメラの前で殺害されると知って激怒した。しかし監督は倉庫のクローゼットに閉じ込められており、廃棄処理の指示を下していなかったと判明する。

Blade Runner 4: Eye and Talon編集

デッカードは女ブレードランナー・アイリスのアパートメントから、タイレルが飼っていた本物のふくろう、スクラッピーを盗んだ。やがて彼は少女のレイチェルを連れてアイリスの前に姿を見せる。

舞台裏編集

登場作品編集

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