タンホイザー・ゲート(Tannhauser Gate)とは宇宙空間に存在する何らかのゲートである。近くでCビームが見られることがある。
歴史[]
2016年1月8日製造のネクサス6型レプリカント・ロイ・バッティは地球外で奴隷労働を強いられていた頃、タンホイザー・ゲートの近くで闇に煌くCビームを目撃した。彼は2019年11月、死の直前にこの人間には信じられない光景をブレードランナー・リック・デッカードに話して聞かせている。
登場作品[]
ブレードランナー[]
1982年の映画『ブレードランナー』において、レプリカントのロイ・バッティ(ルトガー・ハウアー)が地球外での経験のひとつとしてタンホイザー・ゲートに言及している。その詳細について説明されたことはないが、なんらかのワープステーションではないかと考えるファンもいる。
ソルジャー[]
1998年の映画『ソルジャー』では、ソルジャーのトッド軍曹(カート・ラッセル)がタンホイザー・ゲートにおける戦闘の経験者として登場する。この事実は映画序盤に一瞬だけ登場するコンピュータースクリーンの文字で確認できる。このスクリーンにはトッドは参加した戦いと戦いで得た勲章が列記されている。トッドの腕にも他の戦場の名に加えてタンホイザー・ゲートのタトゥーがある。その後、作品内でサンドラがタトゥーに気づいてメイソンに話すとメイソンは「タンホイザー・ゲートは戦場だった」と答える。[1]
最初の脚本では作品内でタンホイザー・ゲートの戦いを描く予定だった。しかし予算の問題でカットされている。この脚本ではゲートの詳細が書かれている。それによれば「巨大な金属の壁。未来の武器で守られた難攻不落の要塞」であるという。これらのシーンのいくつかは撮影され、劇場予告編でも一部使用されている。
『ソルジャー』の脚本を書いたのは『ブレードランナー』と同じデヴィッド・ピープルズであり、この2作品は同じユニバースを共有していると話した。
処刑惑星[]
サンディ・カローラ監督の2010年のSF映画にも名前が登場する。
オーロラの乗組員が、惑星に到着する前にタンホイザー・ゲートを通過したと発言している。
出自[]
ゲートの名前は、『ブレードランナー』のラストシーンを撮影する前にルトガー・ハウアーが書いた詩から引用された。この詩の一部がそのままセリフに使われている。